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白雪姫からホビットまで、もう世代を超えてお馴染みのドワーフのご紹介です。
陽を浴びると石になると伝えられる闇のエルフ、ドヴェルグとは。
意外と知られていないドワーフのルーツや特技、女ドワーフの容姿など。
見たら後悔するかな? けど興味もある、ドワーフの美女ってどんな?
目次
ドワー、そのルーツ、生態
ドワーフ(dwarf)は「背の低い人間」「小さきもの」を意味する人間の姿をした伝説上の種族。
北欧神話の闇のエルフ、ドヴェルグ(dvergr)が英語圏で小人を表すドワーフに変化していったもの。
実直な頑固者のイメージがあるドワーフですが、北欧神話のドヴェルグは意外にも邪悪な妖精という一面もあり、中には人間に呪いをかけたり、攻撃するようなものもいるようです。
ドワーフの起源、ドヴェルグとは
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北欧神話のドワーフのルールは巨人ユミルの死体から生まれた、なんとウジ虫。
神々が人間に似た容姿と知性を与え、ドワーフ(古ノルド語のドヴェルグ)となります。
『スノッリのエッダ』の著者スノッリ・ストゥルルソンは、ドヴェルグについては、闇のエルフ(デックアールヴ)、または黒いエルフ(スヴァルトアールヴ)と称し、そうでないエルフを光のエルフ(リョースアールヴ)と区別しました。
闇の妖精であるドヴェルグは太陽の光を浴びると石になると伝えられています。
そのため陽の当たる場所を避け、地中を住まいとします。
そこはニダヴェリールという王国。
多くのドヴェルグたちはその地下の王国で一生涯を過ごします。
地上に出る場合は夜中に隠れマントや隠れ帽子のような道具を使って姿を消して現れます。
彼らは魔力のある武器や宝物を造る優れた技を有しているのです。
神々が持っているさまざまな武器や財宝のほとんどはドワーフたちがつくったもの。
ロキの依頼で造ったイヴァルディの息子達の作品
ブロックルの作品
その他にも
など、神々の様々な秘宝を製作しています
北欧神話では天空は半球のような形をしていて、その4隅を4人のドヴェルグたちが支えているといいます。
アウストリ(Austri)《東》、ヴェストリ(Vestri)《西》、スズリ(Suðri)《南》、ノルズリ(Norðri)《北》。彼らは現在の英語のEast、West、South、Northの語源になったと言われます。
ドワーフの生態
容姿
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平均身長120cm~150cm程度。足が短く両手が長い体型。
男女共に髪と鬚も長く、編み込んでいることも多いとか。
ドワーフ以外の種族には、外見でドワーフの男女を判別するのは難しいということです。
性格
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頑強で、執念深く忍耐強い。他人を簡単には信用しないけれど、本質的には誠実。
寿命・結婚
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寿命は平均250歳前後。
身体は3、40年程で成人となりますが心身ともに成熟するのは100歳頃。
婚姻の適齢期も同様で、90~110歳の間に第一子をもうけます。死期を向かえる直前に老化が加速するのが特徴。
住居
地下や山岳をくり貫いて造って住居とします。
中には都市の様相を呈することもあり、その入り口は閉まっていると目に見えず、秘密を知らなければドワーフ自身でも出入りできない仕組みであることが多いとか。
特徴
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他種族に対しあまり親密とは言えず、エルフに対しては昔から不信感を抱いている?
ドワーフの多くは鍛冶や石工を職業とし、匠の技として卓越した技術を有します。
礼儀正しく誠実ですが、協調性に欠けるところがあり、大酒飲みで意地汚いところもあります。
優れた職人であると同時に勇敢な戦士(斧やハンマーが主武器とされることが多い)でもあります。
地下の洞窟など暗闇でも目が利き、方角を見失うことがなく、またそれに倦むこともないのが特徴。
特技
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採掘と工芸の技術に長け、見事な武具や美しい装飾品を作り出し、魔法の力を込めることも可能。
特に石の扱いにかけては並ぶものがないと賞賛されます。
ミスリルはドワーフ達がモリアで見つけ出し、その扱いに熟達した金属。
国によって微妙に違う?、ドワーフの生態
ドイツ民話伝承の妖精ドワーフ
白雪姫に登場する「7人の小人」はドイツ伝承の妖精のドワーフです。
ドイツで伝承されるドワーフは3歳で大人となり、7歳では老人。
外見は醜く、老人のようなしわがれた皮膚、立った姿勢でいると腕が地面に付くほど長い体型。
女性は存在せず、新しいドワーフは石から作られると伝えられています。
J・R・R・トールキンのドワーフ
今あるドワーフのイメージは「指輪物語」や「ホビットの冒険」の作者英国の文献学者J・R・R・トールキンの創作で出来上がりました。
ドワーフは架空世界である中つ国において鍛冶を司る神格アウレによって作られました。
けれどアウレには生命を与える力はなく、中つ国唯一の神であるエル・イルーヴァタールにドワーフを造ったことを告白し、イルーヴァタールはそれを許し、ドワーフに生命を与えました。
ドワーフの歴史を辿る?
白雪姫のクリムの初版本は1810年、なんと200年という年月ドワーフは子供達に親しまれる妖精です。
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ドワーフの存在は最古のTRPGである「ダンジョンズ&ドラゴンズ」からも定着しました。
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ドワーフのイメージが定着したのはやはり「指輪物語」や「ホビットの冒険」から
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王道ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズ1、3、4のシドはドワーフ、『ドラゴンクエスト』10にも登場しています
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ドワーフ まとめ
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ドワーフでまずイメージするのが「ロード・オブ・ザ・リング」のギムリ。エルフの見目麗しいレゴラスとのユニークなコンビが微笑ましく印象に残ります。
なんとなく好好爺(気のいいおじさん)っぽくって身近にこんなキャラがいても退屈しなくて楽しいかも。近すぎるのはシンドイかもしれませんが。