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ヨルムンガンド、あるいはミドガルズオルム、世界を取り巻く巨大蛇

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ヨハン・ハインリヒ・フュースリー作

北欧神話に登場するヨルムンガンド(ミドガルズオルム) は世界を取り巻く巨大な蛇。

神話によっては腕やツノを持つこともあり、龍やドラゴンといっても不自然ではありません。

ラグナログではトールと戦い、敗れたとはいえ、その毒でトールを倒しています。

今回はそんなヨルムンガンドのご紹介です。

 

 

ヨルムンガンド・ミドガルズオルム 世界に災いをもたらす巨大蛇

ヨルムンガンド別称ミドガルズオルム世界蛇ともよばれるほどの大きな毒蛇

霧の巨人族に属する、北欧神話の世界において災いをもたらす神。その名は「大地の杖」あるいは「大いなる精霊」を意味します。

世界蛇という名の通り、世界を締め上げられるほどの大きな体を持っており、海の底で体を何重にも巻き、尻尾をくわえて横たわっているといいます。

エミール・ドプラー 作

北欧神話における虚偽と欺瞞の神・ロキと巨人族の住むヨトゥンの女性アングルボザの間に誕生ロキが死んだアングルボザの心臓を食べたときに生まれたと伝えられています。

兄弟には巨狼のフェンリルと地獄の女王ヘルがおり、この三兄弟は「後に世界に災いをもたらす兄弟と予言されました。

その予言を深刻に考えたオーディーンが、霧の巨人族の住まうヨトゥンヘイムにいる子蛇であったヨルムンガンドをミッドガルド(人間界)に投げ捨てたことで、逆に世界を震撼させるほどの巨体にまで成長したと推測されています。

 

ヨルムンガンド・ミドガルズオルム トールとの因縁

エミール・ドプラー 作

ヨルムンガンド・ミドガルズオルは雷神・トールと因縁が深く、この二柱は三度にわたって戦いを繰り広げています。

 

一度目

トールがロキの父であり巨人族の王でもあるウドガルド・ロキを訪ねたとき。

ウドガルド・ロキより「猫を持ち上げて床から脚を離してみせよ」と言われたトールが、猫を持ち上げたものの、床から離すことができなかったと言います。そしてその猫とはウートガルザ・ロキの幻術によって猫の姿に変えられていたヨルムンガンドであったのです。

 

二度目

トールがテュール神の父ヒュミルと海釣りにでかけたとき。

ヨルムンガンドを釣り上げ、ミョルニルの一撃を与えながらも、船が沈むことを恐れたヒュミルが釣り糸を切って海中に逃がしています

 

三度目

最期の戦いは、北欧神話における最後の戦争・神々の終末ラグナロク

この最期の戦い、神々の終末ラグナロクで、トールはヨルムンガンドを武器のミョルニルで倒します

けれど、トールもまたヨルムンガンドの毒を浴び、その猛毒によって九歩歩いて力尽きました

 

ちなみに、ヨルムンガンドは尻尾をくわえている姿から、ウロボロスの原型とされており、世界を表す記号として表されています。



 

ヨルムンガンド・ミドガルズオルム、ドラゴンとしてお馴染み? 世界を震撼させる迫力の大蛇

ファイナルファンタジーシリーズ」ではモンスターとして。

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最新作「ゴッド・オブ・ウォー4」にも登場。

各世界へと移動できるテュールの神殿がある「九界の湖」に出現し、湖の主として神殿を守っています。

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ガンアクションコミック「ヨルムンガンド」

世界蛇の名がついていますが、北欧神話のお話ではありません。武器商人のココと少年兵ヨナを含む9人の私兵たちの日々を描くガンアクション漫画です。

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トラガリアロスト

『霧の森』住まう碧竜。主人公が最初に契約した契約竜であり、建国王と最初に出会ったドラゴンとして登場しています。

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ヨルムンガンド・ミドガルズオルム まとめ

神話の世界はとにかくスケールが大きいので、人間如きが想像できる域を超えていてマジなコメントができません(´,,-ㅿ-,,`)

ただ、神々がそんなに巨大なら、地球は実は神々の天空に囲まれた惑星。つまりは大気圏内に見えぬ形で存在しているのでしょうか( -`ω-)b

 

なんとなくアニメの領域に入ってゆくような、楽しい気分になってしまいますが…

 

 

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