出典:deviantart
マーベル映画のマイティーソー 、雷神トールに不可欠なのが武器「ミョルニル」。
「 バトルロイヤル」ではそのミョルニルも死の女神ヘラによって破壊されてしまいましたが、それでもトールにミョルニルはワンセット。
そこで今回は雷神トールの武器、ミョルニルに注目です。
目次
ミョルニル、ドワーフの兄弟、ブロックとエイトリが作った最強の武器
雷神トールの持つ武器であるハンマーのことをミョルニルといいます。
ミョルニルは古ノルド語で「粉砕するもの」を意味し、その名の通りどれほど打ち付けても壊れることはなく、大きな威力を発します。
投げても的は外さず、手元に戻ってきます。自由自在に大きさを変えられる性質をもちますが、柄がかなり短いのが欠点です。
凄まじく重いうえに熱エネルギーの塊であるため、剛力のトールでさえ使用の際にはヤールングレイプルという鉄の手袋と、剛力を授けるベルトメギンギョルズが必須。
ちなみに、ラグナロクでトールがヨルムンガンドと戦い戦死した後は、トールの息子で力の神マグニに受け継がれています。
ミョルニルの誕生
ミョルニルはドワーフの兄弟ブロックとエイトリがロキの依頼で作りました。
魔法の帆船スキーズブラズニやオーディーンの武器グングニルを作った後に「これらに優る宝」が作れるかどうかをロキの頭を賭けて勝負して作り上げたもの。
柄が短いのはロキが変身したハエに邪魔されたブロックがふいごを動かす手を休めたため。
ちなみにロキとの勝敗はロキの宝物とミョルニルの優劣を神々の判定に委ね、結果はミョルニルの勝利。兄弟はロキの首を要求しましたがロキは「頭は賭けたが首は賭けていない」と逃げています。
それほどに優れた武器ミョルニルが雷神トールに献上されたのです。トールはこの武器ミョルニルによって多くの巨人を倒しています。
そのため霜の巨人や山の巨人はミョルニルが振り上げられる音にさえ恐怖したと伝えられています。
意外なミョルニルの効力
また、ミョルニルには死者を蘇生させる能力があります。大食漢のトールは食料が不足した時自身の戦車を引かせている2頭の黒山羊を食糧として平らげた後、ミョルニルによって生き返らせたと伝えられています。
そのほかにも、夫婦には子宝を授け、子供には健やかな成長を助け、死者には安息を与える聖なる力があったとされ、「古エッダ」「スリュムの歌」では花嫁を清める神器として扱われています。
少女でも扱える? 女性キャラクターにもなるミョルニル
虎虎 (著)と逢坂望美 (絵)のライトノベル、TVアニメとしても放映された『中二病でも恋がしたい!』のキャラクター・凸守早苗の使用する武器ミョルニルハンマー。髪型のテール部分の先端を振り回し、丸たもの。
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大久保篤の漫画「ソウルイーター」のキャラクターのひとり、マリー・ミョルニルとして登場。死神様に仕えるデスサイズスのひとり。男運がなく雷の眼帯と長いウェーブの金髪に黄色い目が特徴です。
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まとめ
破壊だけではなく、以外にも死者を蘇らせたり、成長や清めの効果もある聖なる武器でもあるミョルニル。まさに神の武器に相応しい効力です。
小さくコンパクトにして、手元に帰る凄まじい効果の武器としてなら欲しいかも。
勿論バーチャルな世界でのお話ですが。