地球を意味するガイア、様々なメディアで「地球」を表現する言葉として使用されています。そのガイアはギリシャ神話において、混沌(カオス)から生まれた最初の神、創造神です。
今回はそのギリシャ神話の地母神、ガイアのご紹介です。
なぜ、これほど重要視される存在なのか。そして、様々な神の系譜も最初を知らなければ、全体図も掴みにくいもの。
神話好きなら要チェツクですよね
画像出典:pinterest
大地の象徴、世界を内包するガイア
出典:pinterest
混沌(カオス)の中でガイアは生まれました。そしてまず自らの力だけで天の神ウラノス、海の神ポントス、愛の神エロス、暗黒の神エレポスを生みます。
そして、最初の子ウラノスと結婚。その間にクロノスと他のタイタン族を生みます。ウラノスは神々の王として世界を治めます。
その他ガイアは単眼の巨人キュクロプス(サイクロプス)、百の腕と五十の頭を持つ巨人ヘカトンケイル、ギガース、ピュートーン(牝蛇)などの魔神や怪物たちを生みます。
主神の権力闘争の裏に存在するガイア
ウラノスはキュクロプスやヘカトンケイルなどの怪物たちを醜いと嫌い、神々の奈落タルタロスへ閉じ込めてしまいます。
ウラノスとの戦い
ガイアは我が子を冥界に閉じ込めたウラノスを許せず、その報復を農耕神クロノスに命じ、自らが作った大鎌をクロノスに与えます。
ガイアの手引きでクロノスは眠っているウラノスの男根を切断。切り落とされた男根は海に落ち、そこから美の女神アフロディーテが生まれました。
ウラノスは「やがてお前も自分の息子に王位を退けられることになるだろう」と予言を残し、王位を去ります。
出典:ウィキペディア
ウラノスが去った王位はクロノスが継ぐことになります。
けれどクロノスはタルタロスに幽閉されている怪物たちを解放することをせず、そのためウラノスと同じくガイアの怒りに触れることになります。
そしてウラノスの残した予言を恐れ、生まれた子供達を飲み込み、最後に生まれてクロノスに飲まれることを免れたゼウスとの戦いとなります。
戦いの最中、ガイアはゼウスに戦況に影響するアドバイスを与え、ゼウスに加担、ゼウスを勝利に導きます。
出典:NAVERまとめ
ギガントマキア
長い戦いの末勝利したゼウスは、けれど、タイタン族をタルタロスに幽閉。監視役にキュクロプスとヘカトンケイルをあてました。ガイアは我が子の多くがタルタロスに送り込まれてしまった結果を変えるため三度開戦。ギガンテスとオリュンポスの神々との戦いとなります。
その戦いにはヘラクレスも参戦、大きく貢献することになります。
結果はオリュンポスの神々の圧勝。
出典:NAVERまとめ
そして、ガイアは最大最強の怪物テューポーンを産み、ゼウスに最後の戦いを挑むことになります。
地球を守る! ウルトラマンやガンダムにもなるガイア
出典:pixiv
機動戦士ガンダムではMSのパイロットミゲル・ガイアとして登場。
ウルトラマンファミリーの一人ウルトラマンガイアは、これまでの「地球を守る宇宙人」ではなく、「地球の化身」として戦います。ウルトラマンの弱点である“3分間しか戦えない”設定はありませんが“エネルギーの使用に限界”があります。
週刊少年チャンピオンを代表する人気漫画「グラップラー刃牙」では自衛隊最高精鋭のひとり、環境利用闘法を得意とする軍人として登場しています。
グラップラー刃牙完全版(11) BAKI THE GRAPPLER (少年チャンピオンコミックス) [ 板垣恵介 ]
まとめ
出典:pinterest
我が子を思う母の親心はいつの時代にも愚かにも思えるところがあります。子供の人生に親が口出ししてもあまり良くはならない。それでも黙っていられないのが親心なのかもしれませんが。
人間でも神々でも、貧しくとも資産家であっても、親心には変わりはない、といったところ?