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小寒(しょうかん)1/6、人日の節句、小正月とは。小寒の頃の風習や行事

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小寒、寒の入り。一年で最も寒い時期に入ります。

正月が開け、仕事始めに入れば、めまぐるしい日常にかえります。

けれど、日の陽射しが長くなるように、心なしかチラホラと、春の気配が近づいているように思えます。

古来、小寒は「若菜摘み」の頃。雪に埋もれながらも、新芽はもう、生れ、育ち始めています

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「小寒」

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小寒(しょうかん)は二十四節気の23番目。

現在の定気法では太陽黄経が285度のとき。

2020年の小寒は1月6日(月)および大寒(1月20日の前日)までの期間をいいます。

『暦便覧』では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」。冬至から陰の気に逆らい、益々冷えるようになったと表現しています。

 

** 寒の入り **

小寒のこの日は「寒の入り」、この日から節分までを「寒」とし、寒中見舞いが出される季節です。「寒・寒中・寒の内」の約30日の間厳しい寒さが続きます

** 松の内と外 **

元日から、七日まで依り代である正月飾りをし、年神様をお迎えしています。この期間を「松の内といいます。その正月も7日には門松などの松がとれ「松の内」が終わります。 

 

1月7日、人日(じんじつ)の節句

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7日は人日(じんじつ)の節句。「七草」「七草の節句」「七種(ななくさ)の節句」ともいいます。

古代中国では1月7日のことを「人日:じんじつ」といい、「七種菜羹」(しちしゅさいこう)、七種類の野菜の羹(あつもの・汁のもの)を食し、無病息災を祈る風習がありました。

中国では、正月の1日には鶏、2日に狗(犬)、3日に猪(豚)、4日に羊、 5日に牛、6日に馬、それぞれの日にはその動物を殺さない、7日に人、7日には犯罪者に対する刑罰を行わない。そして、7日の人の日には、邪気を祓うために七草の入った粥を食べ、一年の無病息災を祈ったのだいわれています。
これが日本に伝わり、「七草囃子」を歌いながら、七草を刻んだといわれる「七草がゆ」になりました。

江戸時代には、人日は「五節句」の一つに数えられる公式行事となり、1月7日の朝に7種の野菜が入った粥を食べる習わしは以降武家や庶民にも定着してゆきます。

 

** 春の七草「七種の節句:ななしゅのせっく」 **

古代より日本では、年初に雪の間から芽を出した草を摘む「若菜摘み」という習慣があります。これが七草の原点とされ、邪気を祓い万病を除くものと伝えられています。

平安時代には1月15日に行われ、当時は米・粟・黍(きび)・稗子(ひえ)・みの・胡麻・小豆の七種。

現代の春の七草は、芹(せり)・薺(なずな) ・御形(ごぎょう) ・繁縷(はこべら) ・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな) ・蘿蔔(すずしろ)、の七種となっています。

 

小正月

小正月(こしょうがつ)とは、主には正月の15日、または14日から16日までの3日間の行事

旧暦の1月15日は立春後の望月(もちづき。満月のこと)かつては正月であったことのなごりから元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶようになっています。

「小年(こどし)」、「二番正月」、「若年」、松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で「女正月」ともいいます。

大正月には門松を飾りますが、小正月には豊作の予祝として餅花(もちばな)をなどを飾ります。

この日、小豆粥を食し、正月飾りなどを焼く「左義長」を行い、正月行事が終わります。

 

** 小豆粥 **

古正月の朝には、鏡開きのお餅を入れた小豆粥をいただきます

早朝に食べることから「あかつき粥」、小豆の色合いから「紅調(うんじょう)粥」「さくら粥」とも呼ばれます。邪気を払うとされる小豆粥を食し、無病息災と五穀豊穣を願います。

** 左義長 **

また、この日は「どんど焼き」ともいう、神社で正月飾りや古いお札などを燃やし、年神様を火にのせて天にお返しする行事が行われます

古来「その火に当たると若返る」「書き初めを焼いた炎が高く上がると字が上手になる」という言い伝えもあります。

 

「小寒」の頃、七十二候

初候(1月6日頃〜1月10日頃) 芹乃栄(せり すなわち さかう) : 芹が生え始める頃

春の七草の一種。一箇所から競り合って生えていることから、芹(セリ)の名がつきました。

次候(1月11日頃〜1月15日頃) 水泉動(すいせん うごく) : 凍っていた泉が動き始める頃

地中で凍っていた泉の水も解け始めます。

末候(1月16日頃〜1月20日頃) 雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める

雌への求愛のしるし。甲高い声が響き、春の到来を告げます。

 

「二十四節気」とは

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二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

二十四節気の名称は、中国で考案された当時のものがほぼそのまま使われています。考案当時の文明の中心であった黄河の中・下流域の気候を反映しており、日本よりも寒冷で大陸的な気候のため、日本の気候とは多少ずれがあります。

太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を(中気)、そうでないもの(清明・立夏など)を(正節、節気)と言い、節気から次の節気の前日までの間を一ヶ月とする月の区切り方を節切り、その月を節月と言います。季語の分類も主として節切りで行われています。

夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、立春・立夏・立秋・立冬を四立二至二分四立を併せて八節と言います。二十四節気をさらに約5日づつの3つに分けた、七十二候という分類もあります。

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小寒の頃の行事

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小寒のこの時期は正月開け、新年のスタートを飾る催事が全国各所で催されています。

 

「宵えびす」「十日えびす」1月9日~10日

商売繁盛の神様。兵庫県西宮神社の「十日えびす大阪市今宮戎神社の「十日戎」福岡県十日恵比須神社の「正月大祭は有名です。

 

神奈川県「大磯の左義長」1月12日

重要無形文化財指定小正月に、家内安全、無病息災を願って行われるセエノカミサン (道祖神) の壮大な火祭です。その年の恵方の方角から 一斉に点火され、その壮観さは夜空を焦がすがごとく。

 

秋田県 太平山三吉神社「梵天祭」1月17日

勇壮な男衆が梵天を担ぎ、五穀豊穣・家内安全を祈って神殿まで先を競う豪快な祭り。「けんか梵天」の異名を持ち、古くから「勝利成功・事業繁栄」のご利益があるとされる秋田県の伝統祭事です。

 

小寒 まとめ

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手がかじかみ頬が赤く染まる、寒さにしばれるこの頃は特に朝の陽の光が眩しく思えます。雪国なら、雪景色に映える陽の光はいっそう眩しそう。そういえば雪焼けは夏の日焼けより悲惨になる。

最近ついに朝のジョギングを始めました。やっぱ、人間、健康第一。身体が喜んでいるのを感じます。

その瞬間、四季折々、厳冬の頃は厳冬のその季節を感じられるんで、ガンバって続けたいと思っていますっ!。。。

by pam(神伝編集部)


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