
『地獄の辞典』のアガレス
アガレスはグリモワール(魔導書)で記されている悪魔。
ワニに乗った老人の姿をもつアガレスは、ソロモンの72柱の悪魔の2番目に語られる悪魔です。
ホラーやアニメ、ゲームにも登場する、中堅クラス(?)な悪魔、アガレスに注目です。
目次
アガレス、ワニに乗った老人の悪魔
アガレスとは
アガレス(Agares)は、悪魔学で語られる悪魔の一柱。
魔導書(グリモワール)に記される悪魔です。
『ソロモンの小さな鍵』第1部『ゴエティア』に記されるソロモンの72柱の悪魔の一柱。
『ゴエティア』ではバエルに次いで2番目に記される悪魔です。
コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』ではワニに乗り、手にオオタカをとまらせた老人の姿で描かれる、かつては力天使であった堕天使とされます。
グリモワールのアガレス
『ゴエティア』
17世紀、『レメゲトン』(ソロモンの小さな鍵)の第一書。作者不明のグリモワール(魔導書)。
ここでのアガレスは31の軍団を指揮する序列2番の大公爵。
1904年版『アルス・ゴエティア』では
「第二の精霊はアグレアス(アガレス)と呼ばれる東の力に支配される公爵。ワニに乗り、腕にオオタカを乗せ、年老いた温厚な美男の姿で現れる。意のままに立ち止まった者を走らせ、逃亡者を連れ戻す。あらゆる言語を瞬時に伝授。尊厳を破壊し、地震を引き起こす力も持つ。美徳の階級に属し、31の精霊軍団を率いている。」と記しています。
『地獄の辞典』
1818年出版、ジャック・コラン・ド・プランシー著。悪魔の解説書。
「地獄の東の大公。ワニにまたがり、腕にハイタカを携えた君主の姿で現れる。守護する一団の逃亡者を戦場に連れ戻し、敵を倒す。尊厳を与え、あらゆる言語を教え、大地の精霊たちを舞い踊らせる。美徳の秩序に属し、その法の下に31の軍団を率いる。」と記されています
『大奥義書』
『グラン・グリモワール』『赤い竜』の名でも知られる魔導書。
召喚に必要な道具の製法、悪魔の階級と名称の一覧、悪魔との取引の方法などが記されています。
この中でアガレスはバエル、マルバスとともにルキフゲ・ロフォカレ(地獄の3人の支配者ルシファー、ベルゼビュート(ベルゼブブ)、アスタロに仕える6人の上級精霊の1人)の支配下にあるとされます。
地位
その他
- 『リーヴル・デ・エスペリツ』(エスペリッツの書 (精霊の書)、15世紀〜16世紀、フランスの魔道書)
- 『偽王悪魔論』(「偽りの悪魔の君主制」69体の悪魔のリストと、悪魔を呼び出すための適切な時刻と儀式が記されています。)
- 『悪魔の偽王国』(16世紀の医師・魔術研究家ヨハン・ヴァイヤー著『悪魔による眩惑について』に補遺として収録された悪魔カタログ。ソロモン72柱の名前、爵位、能力、特徴が記載)でも序列2位、
上記魔導書では地獄の東方の勢力に属する悪魔。
- 『エスペリッツの本』(15〜16世紀の地獄の階層構造が列挙された魔導書)では36の軍団を率いるとされます。
- 『精霊の書』(『霊の執事の書』 The Book of the Office of Spirituum)では、コカトリスに乗った老人。
能力
- あらゆる言語を教える
- 逃亡者を連れ戻す
- 地震を起こす
- 貴族の称号を与える
- 現世的なもの、超自然的なものの尊厳を破壊する力も持つ
とされます 。
アガレス、現代でも悪魔な要素がたっぷり
映画
2018年公開『死霊院 世界で最も呪われた事件』では修道女アデリーナに取り憑いた悪魔。
2005年にルーマニアの修道院で、若い修道女が死亡した実話を元に描かれたオカルト・ホラーです。
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アニメ・ゲーム
アニメ『黒執事』では主人公・シエル・ファントムハイヴが入学した名門寄宿学校・ウェストン校の副校長。
実は死神・葬儀屋に死体を改造された「歪んだ肉人形(ビザール・ドール)」。
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『魔入りました!入間くん』では悪魔学校(バビルス)で入間くんと同級生のアガレス・ピケロ。
常に寝間着姿で、寝てばかりいるアイマスクで目を覆った小柄な少年。
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『真・女神転生Ⅱ』のアガレスは”堕天使”の上位悪魔のワニに乗った老人。
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『メギド72』のアガレスは追放メギドのひとりとして登場。
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アガレス まとめ

アガレス、なんでワニに乗ってる?、なんで老人?、っと、つっこみたくなるような悪魔ですが、
憑依されたら恐ろしいし、
召喚したら魂を代価として持っていかれるのだろし、
やっぱ、悪魔
怖い存在です。
