招福、招客の縁起物として商店や飲食店でよく目にする招き猫。
けれど、あらためて見ると毛の色や手の上げ方など、いろいろな種類があります。
そこで、意外なご利益があるかもしれない招き猫を探ります。
せっかくならしっかりお目当てのご利益をゲットしたいもの。
さて、色や手の違いで変わるご利益とは
目次
招き猫、ズバリ、そのご利益は
招福、招客の縁起物といえばやはり招き猫。本来は商売繁盛のご利益を期待する、前足で人や福を呼ぶ猫の置き物をいいます。
最近では、商店や飲食店などに限らず、外国への土産物や招福の縁起物として個人の玄関先でも見かけます。
最近では「来る(9)ふ(2)く(9)」という語呂合わせから9月29日が招き猫の日として全国各地でさまざまなイベントもおこなわれています。
かわゆいだけじゃない、ご利益が期待できる招き猫。せっかく飾るならその豆知識もしっかり踏まえておきたいもの。
発祥
招き猫の発祥についてはいくつかの説があります。
猫が福やお客を呼ぶという言い伝えについては、全国各地に古くから言い伝えが残されています。
古くは、9世紀頃、中国の古典書物『西陽雑俎』に、「猫洗面過耳、則客至」(猫が顔を洗い、その手が耳より高い位置に上がるとお客が来る)という記載があります。
本来、猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため、商売繁盛や招福に繋がるとされ珍重されました。
けれど、江戸時代には生息する数も多くなく、裕福でない一般の人々が手に入れることは難しかった時代。そこで、店頭や神棚などに猫の絵を飾ったことが起源であるとされるのが一般的です。
ご利益
右手と左手の違いは
招き猫にも手の上げ方の違いでその効果やご利益に違いがあるといわれています。
- 右手を上げているのは雄猫、金運や招福にご利益があります
- 左手を上げているのは雌猫、縁結びや招客にご利益があります
- 両手を上げているのは性別不明、右手・左手両方のご利益を併せ持つといわれています。
ただし、両手を上げている猫は欲張りすぎ(お手上げ万歳)をイメージさせるとさけられることもあるようなので、要注意です。
手の高さは
低く上げているものは近くの福を、高く上げているのは遠くの福をつかみます。
色の違いでもご利益は変わる?
■白は
「開運招福」 最もよくみられる白色は、様々な福をもたらす「開運招福」であるとされます。
■黒は
「厄除」・「家内安全」 日本では『夜でも目が見える』黒猫は「福猫」として、魔除けや幸運の象徴であるとされています
■金色・黄色は
「財運・金運」風水でも金色・黄色は金運を上げる色として財布にも好んで使用されています。
■赤は
無病息災」「健康長寿」赤色は疱瘡や麻疹などの病魔が嫌う色。赤い招き猫は病除けのご利益が期待できます
■ピンクは
「恋愛成就」最近では「恋愛成就」を期待する、ピンクの招き猫も頻繁に目にします。
招き猫、見た目の可愛らしさはやはりゆるキャラ向き?
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の墨丸は紅子さんとは言葉が通じる、店主紅子さんの飼い猫。客を銭天堂に導いたり、店番をしたりもしています。
ーーーーーーーーーーー
「夏目友人帳」のニャンコ先生は主人公・夏目貴志の用心棒で、その正体は強大な力をもつ斑(まだら)妖怪。夏目の用心棒をする代わりに、彼の死後には友人帳をもらえる約束をしています。
ーーーーーーーーーーー
「おしりたんてい」のマスターは、その名の通り、カフェ「ラッキーキャット」のマスター。ラッキーなアイテムにこだわりがある、情報通。
ーーーーーーーーーーー
招き猫 まとめ
開運招福、金運、家内安全、無病息災、長寿、恋愛成就まで叶えてもらえるとしたら、全て叶ったら、とりあえず、生涯安泰です。
神頼みでラクして運を掴めるなら、とりあえず、宝くじよりありがたいっす!
けど、可愛いから、いろいろ集めてみたいです〜