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シャーロック・ホームズ、聖書に次ぐベストセラーになった名探偵

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数々のテレビドラマや映画が制作され、アイアンマンやガンダルフ、Drストレンジの名優たちが演じる「シャーロック・ホームズ」。

聖書に次ぐ大ベストセラーとなり、「推理もの」というジャンルを作り上げた名探偵シャーロック・ホームズに注目です。


シャーロック・ホームズとは

シドニー・パジェット 作

シャーロック・ホームズは、19世紀後半アーサー・コナン・ドイルが書き上げた小説の中の主人公。

職業は探偵。シリーズは「聖書に次ぐベストセラー」として全世界で親しまれ、推理小説というひとつのジャンルを生み出しています。

内容は「名探偵が難事件を解決する」というもの。探偵を職業とする天才シャーロック・ホームズが、医師でもある助手のワトスンと共に様々な難題を解き明かし、奇妙にも思える事件をみごと解決します。
シリーズの大半はこれまでに起こった事件を記録したワトソンが、物語として書き上げたという設定のもとで執筆されています。

 

シャーロックホームズのプロフィール

■氏名 フルネームはウィリアム・シャーロック・(スコット・)ホームズ (William Sherlock (Scott) Holmes)。

■両親 父はサイガー・ホームズ、母はヴァイオレット・シェリンフォード。マイクロフト・ホームズというイギリスの政府機関に勤める兄がいます。

■生年月日 生年や出身地の記述はありませんが、生年月日は1854年1月6日、出身はイングランドのヨークシャー州北ライディングという説が有力です。

出身校 ケンブリッジ大学とオックスフォード大学

大学時代、友人にまつわる事件「グロリア・スコット号事件」を解決したことで、探偵業を志します。大学卒業後にロンドンのベイカー街221Bにあるハドスン夫人所有のアパートで開業。1881年、ルームシェアの相手としてワトソンと出会います『緋色の研究』。

 

** 容姿 **

顔立ちは眼光鋭く、鷲鼻で角張った顎が目立つ細面。痩身で身長は6フィート(約183センチメートル)以上の長身

** 性格 **

リヒャルト・グッツシュミット 作

冷静沈着。無愛想、理知的で紳士的ですが人物評価においては辛辣

事件に際しては執念深く謎を解く、自らが信じる正義のためなら、法を破ることもいとわないという行動力に富んだ活動家。

女性嫌いとしても知られ、女性に対しては相対して冷笑的。ただし、聡明な女性には敬意を示します

 

** 趣味 **

趣味は極めて多才。

ヴァイオリンの演奏に長け、ストラディヴァリを所有。

ボクシングはプロ級の腕前。大会でプロ拳闘家と戦った経験を持ちます。

射撃も弾痕で文字が書けるほどの腕前

科学に精通し、毒物や薬品の知識が豊富。自ら血痕や指紋を検出するなど、化学実験を趣味としています。

変装の名手、浮浪者に化けるとパートナーのワトソンでさえホームズと気づかないことがあるほど。

 

** 特徴 **

ヘビースモーカーで薬物依存(当時は合法)。

薬物依存を医師であるワトソンが何年もかけて治しています。

探偵業をリタイアした後は田舎で蜜蜂業を生業とし、静かな余生を過ごします。

 

なお、現在もロンドンの舞台となった番地にはホームズの家を忠実に再現された部屋が残されています。

作者アーサー・コナン・ドイル

シドニー・パジェット 作

執筆はサー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイル(Sir Arthur Ignatius Conan Doyle , 1859年– 1930年)は、イギリスの医師、政治活動家でもありました。

1902年、ナイトの爵位を授かり「サー」の称号を取得

スコットランド労務局測量士補チャールズ・ドイルとその妻メアリーの長男として誕生。

9人兄弟、うちアーサーと姉アネットは、大伯父で美術批評家マイケル・コナンから「コナン」の姓を受け、「コナン・ドイル」の複合姓になります

裕福な家系の中、コナン・ドイルの家族だけは貧しく、父はアルコール依存で後に療養所に入所。幼少期・青年期は貧しい環境の中で育っています

『ビートンのクリスマス年鑑』に掲載された『緋色の研究』

大学卒業後には船医としてアフリカの汽船会社に就職。けれど多くのマラリア患者の治療に従事し、彼自身もマラリアを罹患。リヴァプールへ戻り、療養後は同会社を退職し、診療所を開業。

患者を待つ時間に執筆活動に励み、雑誌社に投稿

1886年『ビートンのクリスマス年鑑』によってシャーロック・ホームズシリーズの第一作『緋色の研究』が掲載されます。

 

シャーロック・ホームズシリーズは

シドニー・パジェット 作

シリーズは1887年から1927年にかけて、60編(長編4、短編56)が発表されています。

これらの作品は熱狂的なファン・シャーロキアンによって「正典 (Canon)」と呼ばれます。

ちなみに正典のCanonはコナンConan のアナグラム。

この「正典」に対し、「外典」、「偽典」が存在します

これら「外典」「偽典」は

  • ドイル自身によるホームズのパロディ
  • ホームズが脇役で登場する作品
  • ホームズに関連したパロディーやパスティーシュ

などであることが定義付けられています

 

ホームズシリーズ正典

** 長編 **

  • 1887年作、「緋色の研究」
  • 1890年作 「四つの署名」
  • 1902年作 「バスカヴィル家の犬」
  • 1915年作「恐怖の谷」

** 短編集 **

1892年 シャーロック・ホームズの冒険

「ボヘミアの醜聞」、 「赤髪組合」、 「花婿失踪事件(花婿の正体)」、「ボスコム谷の謎」 「オレンジの種五つ」、「唇のねじれた男」、「青いガーネット」、「まだらの紐」、「技師の親指」
「独身の貴族(花嫁失踪事件、誇り高き独身者)」、「緑柱石の宝冠」、「ぶな屋敷」

 

1894年 シャーロック・ホームズの思い出(回想)

「白銀号事件(名馬シルヴァー・ブレイズ)」、「ボール箱」、「黄色い顔」、「株式仲買店員」、「グロリア・スコット号」、「マズグレーヴ家の儀式」、「ライゲートの大地主」、「背の曲がった男」、「入院患者」、「ギリシャ語通訳」、「海軍条約文書事件」、「最後の事件」

 

1905年 シャーロック・ホームズの帰還

「空家の冒険」、「ノーウッドの建築士」、「踊る人形」、「美しき自転車乗り」、「プライオリ学校」、「ブラック・ピーター」、「犯人は二人(恐喝王ミルヴァ―トン)」、「六つのナポレオン」、「三人の学生」、「金縁の鼻眼鏡」、「スリー・クォーターの失踪」、「アベ農園(僧坊荘園)」、「第二の汚点」

 

1917年 シャーロック・ホームズ最後の挨拶

「ウィステリア荘」、「ブルース・パティントン設計書」、「悪魔の足」、「赤い輪」、「フランシス・カーファックス姫の失踪」、「瀕死の探偵」、「最後の挨拶」

 

1927年 シャーロック・ホームズの事件簿

「マザリンの宝石」、「ソア橋」、「這う男」、「サセックスの吸血鬼」、「三人ガリデブ」、「高名な依頼人」、「三破風館」、「白面の兵士」、「ライオンのたてがみ」、「隠居絵具師」、「覆面の下宿人」、「ショスコム荘」

作品の中のシャーロック・ホームズ

クリストファー・リー(右)とワトソン役のパトリック・マクニー(左)

出典:appletechlab

1970年公開、クリストファー・リー主演の新シャーロック・ホームズの冒険。主演のクリストファーリーはドラキュラ役でお馴染みの名俳優。ホームズと兄マイクロフトを両方演じた唯一の俳優です。

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2009年公開、ガイ・リッチー監督『シャーロック・ホームズ』、2011年『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』ではアイアンマンでお馴染みのロバート・ダウニー・Jrが、持ち前のキャラで、どこか憎めないシャーロックホームズを演じています

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本場イギリスBBC制作で2010年から放送のテレビドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』は今や実力と人気を兼ね備えたベネディクト・カンバーバッチのシャーロックが魅了です。

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アメリカCBS制作のテレビドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』はジョニー・リー・ミラーのシャーロックがニューヨークを舞台に活躍しています。チャーリーズ・エンジェルスのルーシー・リューがジョーン・ワトソンを演じているのも魅力です。

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2015年公開映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』ではガンダルフでお馴染みのイアン・マッケランが現役を引退し93歳となった老齢のホームズを名演。

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2019年に放送されたテレビドラマ『シャーロック』ではシャーロックこと誉獅子雄をディーン・フジオカが演じています。主役の誉獅子雄(シャーロック)は、不可解な事件や事象の謎を解き明かす犯罪捜査専門の“天才”コンサルタント

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Fate/Grand Order』に登場するルーラーのサーヴァント。彼の事を知るのは主人公を含めた旧カルデアのスタッフやサーヴァント達だけだった安楽椅子探偵。

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大逆転裁判」シリーズでは主人公成歩堂龍之介のサポート役として登場。大英帝国の倫敦が誇る名探偵。初登場は34歳、実年齢よりかなり若くみえる美男子、イギリス人。論理を飛躍して”真相”をいきなり見つけてしまう超常的な推理能力を誇ります。

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シャーロック・ホームズ まとめ

アガサクリスティーの初老のエルキュール・ポワロ、頭を掻きむしる癖のある横溝正史の金田一耕助、江戸川乱歩の明智小五郎も、身なりを構わない、定職を持たない、貧乏書生。

なので、シャーロックホームズは唯一、若くて紳士的(?)なイケメン(?)探偵。

英国人の好む人物像なのだろうと思いますが天才であることが鼻に付かないのは、やはり並外れた変人であるというところ?

奇人も変人も遠くで観客として見ている分には面白いですから。

けど、もし、近くにいたら、正直、シンドイから、個人的には避けてしまうだろうと思います。

皆同じに謎を解いてくれるなら、アクのないポワロ氏か明智探偵にお願いしたいと思います。

 

モース刑事でもいいです。



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