ファンタジーの世界に定着しているポーションやエーテルの意外な正体に迫ります。
ポーションはF Fの回復薬、またはホグワーツの授業にもある魔法の薬。まず、そんなイメージが浮かびます。
現実にあることも意外な気がしますが、実はポーションは身近に存在します。
エーテルについては、なるほどと納得する存在。
で、意外なその正体とは
出典:deviantart
目次
ポーションとは
ゲームやファンタジーの世界でのポーションは回復薬、あるいは魔法の薬といった特別な薬品ですが、現実世界でのポーションは身近なところで使用されています。
薬
現実でのポーション (potion) は薬品、特に水薬(みずぐすり)を意味します。
また、「一回の使用量」という意味でも使われます。
料理
料理の分野では「1人分」の料理。あるいは盛り付けの割合「1盛り」という意味でも使われます。
インスタントコーヒーで、スティック状の容器に入った一人分の単位を「ポーション」を使って表します。
錬金術
錬金術でのポーションは薬という意味で、「不老不死の妙薬」や「媚薬」「毒薬」など、様々な種類のものが様々な材料を用いて作り出されています。
ホグワーツの授業で教えるポーションの種類と作り方
ホグワーツ魔法魔術学校は7年制の寄宿学校。授業科目にはセブルス・スネイブ教授が担当する魔法薬学や呪文学以外にも防衛術や変身術、飛行術、魔法生物飼育学、古代ルーン文字などを学びます。
授業内容については定かではありませんが、ハリーポッターシリーズの中で使用される魔法薬には主なものとして以下のようなものがあります
- 生ける屍の水薬
1巻と6巻に登場する強力な睡眠薬。強すぎると一生眠り続けてしまう危険があります。材料としてアスフォデルの球根の粉末、煎じたニガヨモギ、刻んだカノコソウの根、催眠豆の汁、等
- ポリジュース薬
2、4、6、7、8巻で登場。思う人に変身できる、但し効果は1時間。材料は、クサカゲロウ、ヒル、満月草、ニワヤナギ、二角獣の角の粉末、毒ツルヘビの皮の千切り、変身したい人物の一部
- 真実薬
一種の自白剤。強力なため魔法省が使用を制限している
- 命の水
命を長らえる効果がある、賢者の石から作られる。
- おできを治す薬
- 忘れ薬
- 元気爆発薬 など。
エーテルとは
古代ギリシャでのエーテル
エーテル(ether、アイテール)は古代ギリシャでは雲や月、あるいはゼウスの支配する上層の大気をいいます。下層の大気はアーエール。
エーテル(アイテール)は消えることのない空の輝きを表す「つねに輝きつづけるもの」を意味しています。
古代ギリシャの哲学者ピタゴラスが創設した教団、ピタゴラス教団はアイテールを「死んだ人間の魂が辿り着く永遠の汚れのない領域」としています。
同じく古代ギリシャの哲学者エンペドクレスは「魂はアイテールとアーエールとの混合物」であり、アイテールは死後の永続的な世界であるとしています。
アリストテレスの提唱するエーテル
アリストテレスは古代ローマの哲学者。アイテールを第五元素として提唱しています
アリストテレスはアイテールを火、水、風、土の四大元素以外の天体を構成する第五の元素としました。そして、土・水・火・空気の四元素それぞれに固有の場所があり、土と水は下へと引かれ、火と空気は上へと昇る。そしてアイテールは天上を巡る第五の元素として提唱します。
物理学のエーテル
物理学の世界でのエーテルは光が波動として伝搬するために必要な媒質。
エーテルは宇宙に存在する微細物質で、光はエーテルの中を伝わる振動であるとしています。
化学物質のエーテル
R-O-R'で表される、有機化合物にひとつです。
作品の中のエーテル・ポーションは
「ファイナルファンタジー」シリーズのポーションは必需品
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ハリーポッターシリーズでも実際の授業のシーン以外にも、第3巻「ハリーポッターとアスカバンの囚人」(書籍)で作られた「縮み薬」や、第6巻「ハリーポッターと謎のプリンス」(書籍)では「万年万能薬」など、色々な効果のポーションが使用されています。
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「ポーション 頼みで生き延びます!」はFUNAによるライトノベル小説。異世界に転生した主人公はチート能力で作ったポーションを使って安定した生活を目指します。
エーテル・ポーション まとめ
魔法の薬ポーションにも凄いもの、優れもの、危なそうなもの、大したことないものもありますね。
個人的にはやっぱり、「命の水」。300年ぐらいの寿命が欲しいですっ!
そしたら、もっとラクにマイペースできそうに思うのですが。。。