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干支・十二支の由来や起源とは。2021年「辛丑」はどんな年?

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いよいよ2021年の幕開けです。新年の干支(えと)は「辛丑(かのとうし)」。

そこで、そもそも十二支・干支とは何か、易学での「辛丑」はどういう年なのか探ってみたいと思います。

2020年はコロナで明けて、コロナで終わってしまった1年。

新年こそ良い年でありますように。

2021年は「辛丑(かのとうし)」、未来を期待する前触れの年!!?

中国の歴史書『漢書』律暦志に、「丑」は「紐(ひも)」、「曲がる」「ねじる」を意味し、芽が種子の中で生まれ、まだ表面に出てきていない状態を表していると記述されています。

牛は古くから酪農や農業に従事する働き者。大変な農作業を耐え抜く性格から、丑年は耐えて、これから発展する前触れになるような年と予想されます

丑(うし)とは

丑は十二支の2番目。「土用の丑の日」、「丑の刻参り」「丑三つ時」という言葉をよく耳にします。

これは十二支がもとは年・月・日・時刻・方位などを表す単位であるため。

丑の月は旧暦12月(新暦の1月)、丑の刻は午前1時~3時、丑の方位は北北東をいいます。

ちなみに、怪談話で語られる「丑三つ時」は午前2時~2時30分まで。

十二支とは

十二支(じゅうにし)とは子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12種の記号のこと。

12か月を表す呼び名に、12種の動物を当てはめるようになったとされています。

十二支の起源

十二支の起源は中国の殷王朝(紀元前17世紀頃 )の時代にまで遡ります、殷王朝時代においては日付を表すために使用されていました。

春秋戦国時代(紀元前770年〜紀元前221年頃)には陰陽五行説と結びついて卜占(ぼくせん・占い)や暦法としても用いられるようになり、月や年を表すようにもなっています

漢王朝(紀元前206年〜 220年)の時代に、方角や時刻、年を表すためのものとして使用されるようになります。

干支(えと)とは

干支とは「十十二(じっかんじゅうにし)」の略。

十干とは甲(こう)(きのえ)、乙(おつ)(きのと)、丙(へい)(ひのえ)、丁(てい)(ひのと)、戊(ぼ)(つちのえ)、己(き)(つちのと)、庚(こう)(かのえ)、辛(しん)(かのと)、壬(じん)(みずのえ)、癸(き)(みずのと)の10個の記号の総称で、もともとは物を数えるための言葉でした。

この十干」と「十二支」を組み合わせることで、「干支(えと)」となります。

 

古代中国では、万物は「陰と陽」の2つの要素からなるとする「陰陽説(いんようせつ)」と、「木・火・土・金・水」の5つの要素の「五行説(ごぎょうせつ)」という思想がありました。これが合わさって「陰陽五行説」

「陰陽説」においての「陰陽」は「光と闇」「男と女」のような二対となるものを表しています。

これと「木・火・土・金・水」の五行が組み合わさり、自然界に存在するすべてのものがこれらの要素で構成されているという考え方に至ります。

この「陰陽五行説」が「十干」に当てはめられます

十干、甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)

十干では、陰陽の二対の要素を「兄(え)」と「弟(と)」で表現しています。

五行それぞれに「え」と「と」があり、例えば「木」の二対だと「きのえ(木の兄)」と「きのと(木の弟)」となります

この十干は十二支と組み合わせて、60年で一巡します。60歳を「還暦」といって祝うのもこのため。

十二支のはじまりの説話

十二支の順番については昔から語り継がれている説話があります。

「遥か昔、神様が動物たちに「元日の朝、私のもとに集まりなさい。最初のものから12番目のものまでを、1年交代でその年の大将にする」という御触れを出しました。

けれどその時ネコはその話を聞き漏らし、ネズミにたずねました。ネズミは1日遅れの日付を教えます。

元日の早朝、足の遅いウシは一番に出発。その時ネズミはこっそりウシの背中に飛び乗ります。そんなこととは知らないウシは無事到着。けれどその瞬間、ネズミがウシの背中から飛び降り、1番手となります。

ウシは2番、トラ、ウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシの順で到着。1日遅れで出掛けたネコは番外となり、それ以来ネズミを恨んで追いまわすようになりました」


意外と当ってる、十二支の性格

子(ね)

ねずみは多産であるところから『子孫繁栄』の象徴とされます。社交的で人当たりがよく、適応能力が高く、行動力に優れています。ただし、神経質でストレスを溜めやすいところがあるので要注意です。

丑(うし)

牛の特徴は忍耐力があって誠実。穏やかな性格で思慮深く、マイペース。けれど負けず嫌いな一面を持ち合わせています。

寅(とら)

虎は『決断力と才知』の象徴として縁起物としても親しまれています。勇気と行動力があり、集中力や瞬発力にも優れ、何事にも前向きにチャレンジしていく精神の持ち主。ただし、協調性に欠ける部分あるので要注意です。

卯(う)

うさぎは温厚で従順な性格の持ち主。愛嬌がある愛されキャラ。傷つきやすく、寂しがり屋さんなところがあります。

辰(たつ)

龍は『権力者』の象徴。正義感にあふれ、感性が豊かで、常識に囚われない発想力を持ちます。感情を表に出さず、高い理想を持つ、リーダー的な存在。ただし、熱しやすく冷めやすいとこがあります。

巳(み)

蛇は脱皮をすることから『死と再生』のシンボル。常に冷静沈着で現実的な性格が特徴。粘り強く、頭の回転が早く、観察眼も鋭くクールで理知的。けれど、執念深く根に持つタイプ。

午(うま)

馬は陽気で派手好き。社交性に優れた性格。行動力があり、冒険心に溢れています。ただし長期戦が苦手な、瞬発力の高い短気集中型。お人好しで騙されやすいところがあるので要注意です。

未(ひつじ)

ひつじは穏やかで人情に厚い平和主義者。争い事を好まず、誠実な性格が特徴です。協調性に優れ、保守的。しっかりと計画を経て行動します。ただし、慎重になりすぎるところもあるよう。

申(さる)

さるは『器用』でどこか憎めない、世渡り上手な人気者。頭の回転が早く、機転が効くので、その場の空気を読んでうまく立ち回る処世術に長けています。ただし、落ち着きがなく、無責任な印象を与えるところがあるので要注意です。

酉(とり)

トリは親切で世話好き。『商売繁盛』のシンボルとされています。勘が抜鋭く、先を見通す能力に長けています。物事を客観的に捉え、冷静な判断が下せるのも特徴です。几帳面で妥協を許さない性格が特徴です。

戌(いぬ)

イヌは勤勉で努力家。義理人情に厚く、誠実で従順。責任感や正義感が強く、曲がったことは嫌いです。愛情深く一途、相手は生涯をかけて愛し抜きます。ただし、融通が効かず潔癖すぎる一面もあり。

亥(い)

イノシシは「猪突猛進」の言葉通り、決断したら一直線に突き進みます。正義感が強く、自分や周囲に対しても厳しい一本気な性格。真面目で冗談が通じにくいところがありますが、本来はとても親切で、あたたかい心の持ち主です。

干支・十二支 まとめ

新年「辛丑(かのとうし)」は「未来を期待する前触れの年」、なるほど、納得の予想です。

2020年は大きく時代が変わるきっかけとなった年ともいえます。

そして、その翌年、良いことが起こる前触れの年。明るい未来が見えるように思えます

 



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